「〜ます」は아요?어요?「〜たら」は면?으면?──韓国語を勉強していて、活用のたびに迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
実はこの迷い、「語基式(ごきしき)」という考え方を知るだけで、ほとんど解消できます。この記事では、語基式の基本を例文つきでわかりやすく解説します。
語基式とは?
韓国語の動詞や形容詞は、語尾がつく前に、必ず3つの形のどれかに変わります。この3つの形を、それぞれ第Ⅰ語基・第Ⅱ語基・第Ⅲ語基と呼びます。
そして、語尾ごとに「何語基につくか」が決まっています。つまり覚えることは、たった2つだけです。
語基式で覚えること
- 3つの語基の作り方
- それぞれの語尾が、何語基につくか
「〜아요/어요」「〜면/으면」のように語尾を2パターンずつ覚える必要がなくなるので、頭の中がぐっと整理されます。
第Ⅰ語基の作り方
第Ⅰ語基は、いちばん簡単です。辞書の形から다を取るだけ。
가다 → 가 / 먹다 → 먹 / 배우다 → 배우
第Ⅰ語基につく語尾には、-고 싶다(〜したい)、-지만(〜けれど)などがあります。
한국에 가고 싶어요.
韓国に行きたいです。(第Ⅰ語基+고 싶어요)
맛있지만 비싸요.
おいしいけれど高いです。(第Ⅰ語基+지만)
第Ⅱ語基の作り方
第Ⅱ語基は、語幹(다を取った部分)の最後にパッチムがあるかどうかで決まります。
- パッチムがある → 으をつける(먹다 → 먹으)
- パッチムがない → そのまま(가다 → 가)
第Ⅱ語基につく語尾には、-면(〜たら・〜れば)、-세요(〜してください)、-ㄹ까요?(〜しましょうか)などがあります。
많이 먹으면 배가 아파요.
たくさん食べるとお腹が痛くなります。(第Ⅱ語基+면)
같이 갈까요?
一緒に行きましょうか?(第Ⅱ語基+ㄹ까요)
ここがポイント
「면と으면、どっちだっけ?」と迷うのは、語尾の側で覚えようとしているから。語基式では「면は第Ⅱ語基につく」と覚えるだけで、먹으면も가면も自動的に作れます。
※ 살다(住む)のようにパッチムがㄹの語幹は、으がつかない例外です。
第Ⅲ語基の作り方
第Ⅲ語基は、語幹の最後の母音で決まります。
- 最後の母音がㅏかㅗ → 아をつける(살다 → 살아)
- それ以外 → 어をつける(먹다 → 먹어)
- 하다 → 해
母音で終わる語幹では、くっついて短くなるのが普通です。
가 + 아 → 가 / 오 + 아 → 와 / 배우 + 어 → 배워
第Ⅲ語基につく語尾には、-요(〜です・ます)、-ㅆ다(過去形)、-서(〜して・〜ので)などがあります。
친구가 집에 와요.
友だちが家に来ます。(第Ⅲ語基+요)
어제 한국어를 배웠어요.
昨日、韓国語を習いました。(第Ⅲ語基+ㅆ어요)
過去形の았/었も、実は第Ⅲ語基にㅆがついただけ。먹어요が言えれば、먹었어요もすぐ作れます。こうやって「形がつながっている」と気づけるのが、語基式のいちばんの魅力です。
4つの動詞で比べてみよう
ここまでの内容を、表にまとめました。
| 辞書形 | 第Ⅰ語基 | 第Ⅱ語基 | 第Ⅲ語基 |
|---|---|---|---|
| 가다 行く | 가 | 가 | 가 |
| 오다 来る | 오 | 오 | 와 |
| 먹다 食べる | 먹 | 먹으 | 먹어 |
| 배우다 学ぶ | 배우 | 배우 | 배워 |
가다のように3つとも同じ形になる単語もあれば、먹다のように3つとも違う形になる単語もあります。でも、作り方のルールはすべて同じです。
語基式で覚えるメリット
- 新しい文法がラクになる:「この語尾は第Ⅱ語基」と覚えるだけで、どの単語にも使える
- 迷いがなくなる:아/어、으のありなしで悩まなくなる
- 応用がきく:過去形や丁寧形など、形のつながりが見えてくる
HANDLYのレッスンでは、この語基式をベースに、ドラマやK-POPで実際に使われる表現まで一緒に学んでいきます。「活用でつまずいてしまった」という方こそ、ぜひ一度体験してみてください。